概要
スカルキングは、トリックテイキングゲームの醍醐味をベースに、「海賊」「人魚」といった特殊カードの駆け引きを加えた、予測と逆転が楽しいカードゲームです。
プレイヤーは毎ラウンド、自分が何回勝てるか(トリック数)を事前に宣言し、その予想を当てることで得点を稼ぎます。ただし、勝ちすぎても失点になるという独特のジレンマが、このゲームの最大の魅力!
プレイ人数は2〜8人、プレイ時間は30〜45分ほど。
さらに、スカルキング・人魚・海賊などの特殊カードが加わることで、思いもよらないドラマが発生。
「人魚でスカルキングを倒す」ような熱い展開が毎回のように生まれ、盛り上がり必至です。
ルールはシンプルながら、読み・ブラフ・タイミングの妙が詰まっていて、初心者から上級者まで幅広く楽しめる設計です。
💀 一言で言うと?
「勝ちすぎ注意!? ぴったり当てなきゃ意味がない、海賊の予言バトル!」

🧩 基本情報
項目 | 評価 |
---|---|
プレイ人数
ベスト
適正
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|
発売元 | リゴレ |
価格 | 2,530円(税込) |
ジャンル | トリックテイキング、ベッティング、カードマネージメント |
スリーブ |
63 x 88
数量 110
|
🎯 目的
各ラウンドの開始前に、「自分が何回トリックを勝つか」を宣言。
その予想を的中させることで点数を獲得します。
しかし、勝ちすぎても失点、外しても失点。
「勝ちすぎたらダメ」というジレンマが面白さのカギ!
🏆 勝利条件
10ラウンド終了時に最も多くの得点を獲得していたプレイヤーが勝利。
- 宣言どおりにトリック数を的中させれば高得点
- 外れると失点
- スカルキングや人魚、宝の地図など特殊カードによる逆転要素も満載
☠️ スカルキングはどんなゲーム?
スカルキングは、トリックテイキングと呼ばれる「勝ち負けのつくカード勝負」を繰り返しながら、その勝ち数を予想するタイプのカードゲームです。
毎ラウンド、手札の枚数が1枚→2枚→3枚…と増えていき、予想もどんどん難しくなっていきます。
海賊、スカルキング、人魚、宝の地図など、通常のトリテにはない特殊カードも登場し、
思いがけない大逆転や「そのタイミングで出す!?」といった熱い展開も頻発。
「勝てるけど、勝っちゃダメかも…」というスリリングなジレンマと、
「ちょうど当たった!」という爽快感がクセになる一作です。。
コンポーネント





《内容物》
カード110枚、得点シート1冊
ルール
🔸 準備
- すべてのカード(数字カード・海賊・人魚・スカルキング・脱出・宝の地図など)をよく混ぜて山札とします
「ブランクカード」「略奪品」「クラーケン」「白クジラ」は上級ルールで使うため、最初は抜くことを推奨します - ビッドカードとリファレンスカードを各プレイヤーに配布

🃏 カードの種類と強さ
カードは以下の種類があり、強さの順に並べると次のようになります:

- 数字カード(黄・緑・紫スート)
各スートに1〜14の数字があり、同じスート内では数字が大きいほど強いです。 - 黒スートの数字カード
他のスートよりも強力で、リードスートでない場合でも勝てる可能性があります。 - スペシャルカード
- 海賊カード:すべての数字カードに勝ちます。
- スカルキング:海賊カードに勝ちますが、人魚カードには負けます
- 人魚カード:スカルキングに勝ちますが、他のカードには負けます
- 逃走カード:そのトリックがなかったことになり、誰の勝ちにもなりません。
スペシャルカードは、リードスートに関係なく、いつでも出すことができます。
※リードスートについては後ほど説明
🔸 プレイの流れ

ゲームは全10ラウンドで構成され、ラウンドごとに手札の枚数が増加します(第1ラウンドは1枚、第2ラウンドは2枚、…第10ラウンドは10枚)。


各プレイヤーは、自分の手札を見て、そのラウンドで何回トリックを取れるかを予想します。予想は全員同時に行い、掛け声「ヨー ホー ホー!」の後に指で回数を示します。

スタートプレイヤーから順に、1枚ずつカードを出していきます。
親が黄色数字カードを出した。この場合、最初に出されたカードのスート(色)を「リードスート」と呼び、他のプレイヤーは可能な限り同じスートのカードを出さなければなりません(マストフォロー)。

同じ色同士であれば、数字が高い方が勝つため、現時点では黄色の7の勝ち

自分が黄色を持っていないため、やむなく他の色のカードを出す。

マストフォローに従えなかったため、自分は負けが確定する

4番手は黒9を出した。黒は一般色(黄色・緑・赤)の上位色となるため、黒9の勝ち


全てのカードがなくなるまでトリックを続ける。
🧮 得点計算の詳細
- 予想が的中した場合:
- 0回の予想が的中:ラウンド数 × 10点
- 1回以上の予想が的中:予想回数 × 20点
- 予想が外れた場合:
- (予想回数 − 実際のトリック数)× −10点
例えば、第5ラウンドで3回と予想し、実際に4回トリックを取った場合、(3−4)×−10=−10点となります。


🧭 勝利条件
10ラウンド終了後、合計得点が最も高いプレイヤーが勝者となります。
魅力と面白ポイント
スカルキングの面白さは、「宣言」と「カードプレイ」の2段階の選択を毎回強いられることにあります。
「この手札だと2勝できそうだけど、安全に1勝にしておくか…」と悩み、さらに「ここでスカルキングを出す?温存する?」といった読み合いが常に発生します。
そうした中で、自分の読みどおりにぴったり宣言が当たったときの気持ちよさは格別。
スカルキングや人魚といった特殊カードが絡む場面では、海賊にスカルキングを当てられ、さらにそのスカルキングにマーメイドをぶつけられると言ったまさかの逆転劇や爆笑が起きることも珍しくありません。
ルールはシンプルで覚えやすく、1ラウンド目は1枚のカードから始まるため、初心者でもスムーズにゲームに入っていけます。
それでいて、上級者同士でプレイすると、お互いの宣言を読んでカードを調整する高度な駆け引きも楽しめるのが魅力です。
ラウンドごとの得点計算がやや煩雑になることがあるため、点数計算のためのチップがあると便利です。
✅ 「常に勝つ」ではなく、「宣言した数だけ勝つ」が重要
自分の予想通りに勝てるように調整する、絶妙なプレイングが求められます。
「勝てるけど勝たないほうがいい」ジレンマが面白い!
✅ 特殊カードがもたらす逆転劇
スカルキング、人魚、宝の地図など、出すタイミングによって勝敗がひっくり返る!
特にスカルキングを人魚で撃破する瞬間は超爽快!
✅ 毎ラウンド手札が変わる=リプレイ性抜群!
カード構成が毎回ランダムなので、全く同じ展開は二度と来ない。
読み合いと勘の勝負が何度でも楽しめます。
✅ 誰でも分かるルール、でも奥は深い
初心者にも説明しやすいルールながら、上級者同士の読み合いではまるで海賊の心理戦のよう
👨👩👧👦 どんな人にオススメ?
- トリックテイキングを遊んでみたい初心者
- 読み合い・駆け引きが好きな人
- 家族や友人とワイワイ盛り上がるゲームを探している人
- 気軽に持ち運べて、何度でも遊べるゲームが欲しい人
ルールがシンプルで、初プレイでも数分の説明でゲームが開始できるため、ボードゲーム初心者にも安心しておすすめできる作品です。
それでいて、「何トリック取ると予想するか」「どうカードを出すか」といった読み合いの妙があり、中〜上級者でも満足できる戦略性があります。
プレイ人数は2〜6人と幅広く、少人数から大人数まで柔軟に対応できるのも魅力。
家族や友人とワイワイ盛り上がるのはもちろん、2人プレイでもピリッとした緊張感が楽しめます。
カードゲームなので持ち運びも手軽で、場所を選ばず遊べる点も大きな強み。
トリックテイキングの要素に加え、スカルキングや人魚など特殊カードの駆け引きがゲームにドラマを与えてくれます。
箱もコンパクトで収納性が良く、準備も片付けもスムーズ。トリックテイキングの導入としても取り入れやすいゲームと言えるでしょう。
スリーブ「カードサイズ・枚数」
カスカディア の スリーブ「カードサイズ・カード枚数」はこちら
カードサイズ:63mm×88mm
カードの枚数:110枚
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商品 | ハードスリーブ |
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評価

指標 | 点数 | コメント |
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ゲームバランス | 9 | 宣言ルールにより手札の強さに関係なく戦える。強すぎても油断できない設計。 |
リプレイ性 | 9 | 毎回の手札やプレイ展開が異なり、特殊カードのタイミングでも変化が生まれる。 |
爽快感 | 8 | 宣言成功や逆転勝利が気持ち良い。派手さは少ないが満足感は高い。 |
ゲームテンポ | 9 | ラウンドごとにスムーズに進行。短時間で盛り上がれるテンポ感がある。 |
コンポーネント質 | 7 | アートは魅力的だが、カードゲームゆえに豪華さは控えめ。スリーブ推奨。 |
盛り上がり度 | 10 | 宣言の駆け引きや大逆転で盛り上がるシーンが多く、誰とでも楽しめる。 |
テーマ没入感 | 5 | 海賊・人魚などの世界観はあるが、ルールとの一体感はやや弱め。 |
プレイの起伏 | 8 | 特殊カードや宣言結果で大きな展開が生まれ、ドラマチックな展開が楽しめる。 |
劣勢からの巻き返し要素 | 7 | 読みと戦略で挽回可能だが、序盤の失点が大きいと追いつきにくいことも。 |
収納性・セットアップ | 10 | 小箱&カードのみで準備簡単。持ち運びしやすく、すぐに遊べるのが魅力。 |
項目 | 評価 |
---|---|
デザイナー | Brent Beck, Jeffrey Beck |
アート | David Bock, Eckhard Freytag, Apryl Stott |
受賞歴 | なし |
プレイ人数
ベスト
適正
|
|
発売元 | リゴレ |
価格 | 2,530円(税込) |
ジャンル | トリックテイキング、ベッティング、カードマネージメント |
スリーブ |
63 x 88
数量 110
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収納


アップグレード品(トークン、オーバーレイ、インサート)
スカルキングには、アップグレード品はございませんでした。
サマリーシート
ボードゲームのインストを行う際に、サマリーシートがあると大変便利です。
個人で作成されて公開されている方のサマリーシートのリンク先をご紹介いたします。
私も使わせていただいておりますが、印刷して全員に配布することで、インストが非常にスムーズに出来ますし、ゲーム中の確認が容易になり、ゲームテンポも上がりるため大変おすすめです。
サマリーを作成してくださっている方々へ感謝です。
SAI BEPPUさん:https://bodogetanoshiize.blogspot.com/2019/02/blog-post.html
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