概要
SKULL(スカル)は、簡単なルールでありながら、心理戦と駆け引きが光る名作ボードゲームです。
プレイ時間は約15分、3〜6人でプレイ可能。見た目はおしゃれですが、その中身は緊張感のあるブラフゲーム!パーティープレイ向けで、ボードゲームの導入ゲームとしても適切です。
💀 一言で言うと?
「この一枚、めくれるか?」——嘘と真実が交差する、緊張感MAXの心理戦ゲーム!

🧩 基本情報
項目 | 評価 |
---|---|
プレイ人数
ベスト
適正
|
|
発売元 | ホビージャパン |
価格 | 3,080円(税込) |
ジャンル | ブラフ、心理戦、パーティゲーム |
スリーブ |
必要なし
|
目的
自分の前に出したカードが“バラ”か“ドクロ”かをうまく隠しながら、他人のカードも含めて「何枚めくれるか」を宣言。ドクロを引かずに宣言通りにバラをめくれば勝利に近づきます。
勝利条件:
- 「挑戦」に成功して2回勝利すること
でも失敗するとディスクを失います。
💀 SKULLの面白ポイント3選
① 「嘘」と「見破り」のドキドキがたまらない
- 自分の前に置かれたカードが「花」か「ドクロ」かを相手は知らない。
- 「ドクロをめくられたくない」「でも挑戦して勝ちたい」…このジレンマ!
- ブラフをかけるときのドキドキと、嘘を見抜いた時の快感が最高。
② ルールが超シンプルで誰でもすぐ遊べる
- ゲームの流れは「カードを出す」「めくる数を宣言」「チャレンジ」だけ!
- インスト(説明)に1分もかからず、初対面でもすぐ遊べる。
- 大人も子どもも、ゲーマーも非ゲーマーも一緒に盛り上がれる。
③ 逆転が起きやすく、最後まで勝負がわからない
- 勝利条件は2回成功するだけ。でも途中でミスするとカードを失う。
- 強気なプレイヤーが失敗して脱落、静かに構えていた人が勝つ展開も。
- 劣勢からの一発逆転のドラマが起きやすい!
コンポーネント



《内容物》
ディスク各4枚(花3枚+ドクロ1枚)×6セット / プレイヤーマット6枚 / ラストチャンスディスク1枚
ルール
🔸 準備
各プレイヤーには以下が配られます:
- ディスク4枚(花×3枚、ドクロ×1枚)
- プレイヤーマット

🔸 プレイの流れ

ディスクを1枚、伏せて配置

自分の残りのディスクから1枚を選び、自分のマットの上に裏向きで置く。
次のプレイヤーへ

ドクロをめくることなく表向きにできると思うディスクの枚数を宣言してチャンレジを宣言。
他のプレイヤーがそれ以上の数字を宣言すれば、チャレンジの上書き可能
最後に宣言したプレイヤーがチャレンジャー
チャレンジャーは、自分が宣言した数のディスクを、ドクロを出さずにめくらないといけない

自分は5枚を宣言!
まずは自分のディスクをオープン
これだけで2枚分をカウント



ドクロを1枚も出さずに、宣言した数をめくることが出来れば、ラウンドに勝利!
マットが裏地の面ならば、裏返して花の面を上にします。すでに花の面が上なら、チャレンジャーの勝者!
💀 チャンレジ失敗時

めくったディスクの中にドクロがあれば、チャレンジ失敗し、ランダムに自分のディスクを1枚失います。
魅力と戦略ポイント
✅ シンプルだからこそ心理戦が熱い!
皆がカードを伏せ、次第にテーブルの上には裏向きのカードが並びます。
このときの空気がすでに怪しい。「みんな何を出した?」「俺だけバラを出してる?」と、心の中では警戒モード全開です。
そして宣言フェーズになると、最初の“揺さぶり”が始まります。
「俺、2枚めくれるわ」
「3枚いける」
「……4枚」
宣言が進むにつれて、緊張感が高まるのが最高です。
強気な宣言をしているプレイヤーに対して、花を伏せてるだろう!と推測してチャンレジを仕掛けると、ドクロを引いてしまったり熱い駆け引きがあります。
数ラウンド進むと、ゲームの面白さがさらに加速します。
「あの人はさっきから花ばかり置いてるから、今度も花かもしれない」
「いや、あえて花ばかりだしてドクロを今置こうとしているかも……」
相手のクセを考えながらプレイするともっと楽しくなります。
さらに難しいのが、自分自身の行動を「読まれている」と思い始めた瞬間。
「そろそろドクロを置くとバレるから、バラにしようかな」
でもその読みを逆手に取って相手がチャレンジしてくる……など、読み合いがあります。
✅ どこでも遊べるコンパクト設計
1ゲームが10〜15分ほどで終わるというテンポの良さも、SKULLの魅力のひとつです。
軽い気持ちで始めても、「じゃあもう1回」「今度こそ勝つ!」と、ついつい連戦してしまいます。
コースターとマットだけなので、持ち運びもラクラク。
カフェやキャンプ、飲み会でも盛り上がること間違いなしです。
どんな人にオススメ?
- 駆け引きが好きな人
- 人狼やカタンなど、心理戦ゲームにハマった経験がある人
- おしゃれなデザインのゲームを探している人
- 初心者向けだけど奥深いゲームをプレイしたい人
説明も簡単で、万人にお勧めできるゲームです。ベスト人数は5人か6人で、少し人数が多いボドゲ会などの導入に重宝するゲームのひとつです。
ブラフを読み切って花を引き切った時はもちろんですが、自分がブラフをして他の人にドクロを引かせたときは快感です。ラストチャンスディスクのルールを導入することで、最後の1枚になってからでも戦えるようになりました。
ルールもシンプルでプレイ時間も15分と遊びやすいゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
さくぼど的評価(BGGも参考)
シンプルでテンポが良く、ブラフもありのバランスの良い推理ゲームです。人数は4人以上がオススメです。3人以下のプレイだと、評価が低い傾向にあります。
指標 | 点数 | コメント |
---|---|---|
ゲームバランス | 8 | 全員が同じ条件で始まり、ブラフと心理戦の要素が強いため、バランスは非常に良好。 |
リプレイ性 | 8 | 短時間で終わる上に毎回違う心理戦が展開されるため、繰り返し遊んでも飽きにくい。 |
爽快感 | 6 | 勝利時の達成感やブラフが成功したときの気持ちよさはあるが、爽快感より緊張感がメイン。 |
ゲームテンポ | 9 | ルールがシンプルでテンポ良く進行。ダウンタイムも少なく、さくさく進む。 |
コンポーネント質 | 7 | デザインはおしゃれで独特。タイルの質感も良いが、豪華さはやや控えめ。 |
盛り上がり度 | 10 | ブラフやチャレンジが成功・失敗した瞬間は大盛り上がり。心理的な駆け引きが熱い。 |
テーマ没入感 | 5 | デザインに味はあるが、テーマ自体は抽象的で世界観への没入感はやや薄め。 |
プレイの起伏 | 8 | チャレンジが連鎖すると盛り上がりが加速し、緊張と緩和の波が楽しめる。 |
劣勢からの巻き返し要素 | 6 | チップを失ってもブラフの巧みさで逆転可能。ただし再起にはやや運も絡む。 |
収納性・セットアップ | 10 | 小さめの箱にまとまっており、セットアップも数秒で完了。非常に手軽。 |
項目 | 評価 |
---|---|
デザイナー | Hervé Marly |
アート | Thomas Vuarchex |
版元 | Space Cowboys |
発売元 | ホビージャパン |
価格 | 3,080円(税込) |
受賞歴 | フランス年間ゲーム大賞(2011) |
プレイ人数
ベスト
適正
|
|
プレイ時間 | 15-45分 |
ジャンル | ブラフ、心理戦、パーティゲーム |
スリーブ |
必要なし
|
収納




アップグレード品(トークン、オーバーレイ、インサート)
SKULLには、ボードゲームのコンポーネント類のアップグレート品はありませんでした。
コメント