概要
HANABI(ハナビ)第2版は、プレイヤー同士が協力しながら完璧な花火大会を目指す、協力型推理ゲームです。
プレイヤーは自分の手札が見えないという斬新なルールの中で、限られたヒントを頼りに手札の内容を推理しながら進行します。
プレイ人数は2〜5人、時間は30分ほど。家族や仲間内での協力プレイにぴったりの作品です。
💀 一言で言うと?
「見えないカードで繋がる心!」——沈黙とヒントが導く、静かな知的協力ゲーム。

🧩 基本情報
項目 | 評価 |
---|---|
プレイ人数
ベスト
適正
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|
発売元 | ホビージャパン |
価格 | 1,760円(税込) |
ジャンル | 協力型・記憶・推理 |
スリーブ |
目的
プレイヤー全員で協力しながら、色ごとに1から5のカードを順番に出していき、可能な限り美しい花火を打ち上げること(=高得点を目指すこと)が目的です。
具体的には以下のようになります:
- 5色の花火カード(赤・青・黄・白・緑)を、1 → 2 → 3 → 4 → 5 の順に場に並べていく。
- 自分のカードは見えないため、他のプレイヤーのヒントを頼りにカードを出す。
- ミスを3回するとゲーム終了になるため、慎重かつ連携が求められる。
- 全ての色で1〜5を出し切ると満点(25点)!
💀 SKULLの面白ポイント3選
① 自分のカードが「見えない」新感覚!
プレイヤーは自分の手札を見ることができません。
他のプレイヤーのヒントだけを頼りに、正しい順番でカードを出していく必要があります。
「あなたの中に青が2枚あります」
「これは1です」
——このような限られたヒントをどのように活用するかが鍵です
② 会話禁止で生まれる“静かな緊張感”
ゲーム中はカードに関する会話は禁止です。
ヒントを出すときの間や口調から、感情を読み取ることが大事です。
沈黙の中に生まれるチームの一体感と、成功したときの達成感は格別!
③ 何度でも挑戦したくなるスコア制
最大25点のスコア制で、満点を目指して繰り返し挑戦したくなる仕組み。
初プレイでは難しく感じても、少しずつプレイの精度が上がっていく感覚がクセになります。
コンポーネント

各【1、1、1、2、2、3、3、4、4、5】


《内容物》
花火カード(白、赤、青、黄、緑) 60枚
※各カードには各色それぞれ、【1、1、1、2、2、3、3、4、4、5】の10枚
ヒントトークン8枚、エラー(失敗)カード3枚、ルールシート1部
ルール
🔸 準備
- 8枚のヒントトークンを箱のふたの中に入れる
- 3枚のエラーカードを、青の面を上にして並べる
- 50枚の花火カードをシャッフルし、裏向きの山札にして配置
- プレイ人数に応じた枚数を各プレイヤーへ配る
ー2~3人:各プレイヤー5枚
ー4~5人:各プレイヤー4枚
※重要:各プレイヤーは自分に配られたカードを見てはいけない。他のプレイヤーだけが自分のカードを確認できるように配置

🔸 プレイの流れ

プレイヤー人数に応じた枚数を自分が見えないように配置
3つの中から1つを選択しプレイすることを各プレイヤーが順番に実施
ゲーム終了条件を満たしたとき、ゲームが終了する


色のヒント か 数字のヒント のどちらかをを出して、トークンを1枚箱から出す
その際、色であれば指定した色の全てのカードを伝える必要がある。数字も同様に、指定した数字の全てのカードを伝えなければならない。

場に出したカードが、各色の順番になっていれば成功、順番が飛んだら失敗
⇒各色ごとに、1⇒2⇒3⇒4⇒5と順番に出す必要がある

手札からカードを1枚捨てることで、ヒントトークンを箱に戻すことが出来る。
不必要となった1のカードや2のカードなど、既に場で使われているカードだと特定できた時は、積極的に行っていきたい。
以下のいずれかの条件を満たしたときに終了します:

場に出すカードを順番通りに出せなかった時に、エラーカードを1枚裏返しにする
3枚裏返った時点で終了
山札の最後の1枚のカードが引かれた場合、ゲームは終了となる。
この時、最後のカードを引いたプレイヤーも含めて、各プレイヤーはこの後1回ずつ手番を実行します。この最後の手番の時はカードを引くことが出来ません。

ゲーム終了時のスコアによって、打ち上がった花火の「美しさ」が評価されます:
得点 | 評価例 |
---|---|
0〜5 | 真っ黒な空… |
6〜10 | 少しは花火っぽいかな? |
11〜15 | まあまあ見応えがある |
16〜20 | 観客から拍手が起きた! |
21〜24 | 大喝采! |
25 | 完璧!プロの花火職人レベル! |
魅力と戦略ポイント
✅ ヒントの出し方にチームの個性が出る!
自分のカードが見えないという独特なルールの中で、他人のヒントをどう解釈するかが重要になります。
「このヒントは出してOKという意味?」
「それとも注意してってこと?」——
そんな“暗黙のメッセージ”を汲み取っていく推理好きにはたまらないゲームです。
✅ 記憶力・推理力・チームワークが試される
手札の情報を整理し、ヒントを元に自分のカードを特定していく感覚は中毒性あり。
間違えて出してしまうと失敗トークンが減っていくので、慎重さと度胸のバランスが重要!
✅ コンパクトでどこでも遊べる!
コンポーネントが少なく、テーブルスペースも最小限。
旅行やカフェ、アウトドアでもサクッと遊べます。

どんな人にオススメ?
- 協力型ゲームが好きな人
- 仲間と一緒に達成感を味わいたい人
- 論理パズル・記憶系が得意な人
- 会話少なめでも遊べるゲームを探している人
- 子どもから大人まで一緒に遊びたい人
💬 少ない会話でも楽しめるゲームを探している人に!
HANABIでは、ゲーム中にカードに関する自由な会話は禁止。
それでもヒントを出すタイミングや言い回し、表情の変化からチームの雰囲気が伝わってくるため、無言でも深く盛り上がれるのが魅力です。
「静かな盛り上がり」を求める人にピッタリ。
👪 家族やカップルなど、身近な人と深く楽しみたい人に!
HANABIはチーム全員が一丸となって目標を目指す協力型ゲーム。
「息を合わせる感覚」「少しずつ完成していく花火」の達成感は、カップルや家族、親しい友人とのプレイでこそ際立ちます。
👶 子どもから大人まで遊べるゲームを探している人に!
ルールはシンプルながらも奥が深く、8歳以上の子どもから大人まで楽しめるゲームバランス。
子どもと一緒に遊ぶことで、記憶力や論理力のトレーニングにも◎
教育的な側面を求めるファミリー層にもおすすめです。
HANABI 第2版 スリーブ「カードサイズ・枚数」
HANABI 第2版 の「カードサイズ・カード枚数」はこちら
カードサイズ:54×85㎜(アメリカンサイズ)
カードの枚数:60枚
おすすめは以下のような製品です:
- 🎴 Engamesスリーブ アメリカンサイズハード 58*89mm
→ ピッタリフィットで見栄えも◎
60枚なので、2個で十分です
評価
シンプルながら奥深く、チームワークと推理が光る協力型ゲームです。
プレイ人数は3人・4人が特におすすめ。2人プレイも可能ですが、情報量やヒントの幅が狭くなりやすく、少人数だと緊張感や戦略性がやや限定される傾向があります。

指標 | 点数 | コメント |
---|---|---|
ゲームバランス | 8 | プレイヤーの協力と推理力によって大きく結果が変わるため、実力が反映されやすい。難易度調整もトークン数やカード枚数で可能。ただし初心者には少しハードルが高い場面も。 |
リプレイ性 | 8 | カードの並び・ヒントの出し方・プレイヤーの連携次第で毎回展開が変わる。スコア制により「次こそ満点を!」と繰り返し遊びたくなる中毒性がある。 |
爽快感 | 6 | 大声で盛り上がるような派手さはないが、ピタッと合ったときの「ああ、それだ!」という一体感は独特の快感。静かに高まるタイプの爽快感。 |
ゲームテンポ | 5 | ヒントを吟味しながら慎重に進めるため、テンポはややゆっくり。特に初プレイ時は慎重になりすぎてダレる可能性あり。慣れてくると改善。 |
コンポーネント質 | 7 | 花火カードの色分けがはっきりしており視認性は良好。トークン類も扱いやすい。豪華ではないが、価格を考えると高品質。 |
盛り上がり度 | 6 | 協力系ゲーム特有の「静かな緊張感」が中心。プレイ中は淡々としているが、成功時やギリギリの失敗で「あ〜!」と自然に盛り上がる瞬間あり。 |
テーマ没入感 | 7 | 「花火を打ち上げる」テーマがルールと自然に噛み合っていて、カードを並べていくたびに美しい光景が完成していく感覚がある。 |
プレイの起伏 | 6 | 中盤までは慎重に進み、終盤でスコアや失敗トークンの影響で盛り上がる。派手な起伏はないが、緊張感の波はしっかりと存在する。 |
劣勢からの巻き返し要素 | 5 | 失敗が続くと巻き返しが難しくなることもあるが、ヒントの出し方次第で逆転できる場面も。トークンの使い方が鍵を握る。 |
収納性・セットアップ | 9 | ポケットサイズの箱にすべて収まり、準備も片付けもほぼ不要。カフェや旅行先でも気軽に持ち運べて、セットアップも数分で完了。携帯性抜群。 |
詳細情報
項目 | 評価 |
---|---|
デザイナー | Antoine Bauza |
アート | HanabiAntoine Bauza |
版元 | Cocktail Games |
発売元 | ホビージャパン |
価格 | 1,760円(税込) |
受賞歴 | ドイツ年間ゲーム大賞受賞作(2013年度) |
プレイ人数
ベスト
適正
|
|
プレイ時間 | 15-45分 |
ジャンル | ブラフ、心理戦、パーティゲーム |
スリーブ |
54 x 85
数量 60
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収納アップグレード品(トークン、オーバーレイ、インサート)
HANABIには、ボードゲームのコンポーネント類のアップグレート品はありませんでした。
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