💀 概要
CLANK! CATACOMBS(クランク!カタコンベ)は、地下墓地に眠る財宝を求めて探索を繰り広げる、デッキ構築+ダンジョン探索型ボードゲームです。
プレイ人数は2〜4人、実際のプレイ時間は約60〜120分(カタログ上は45-90min)。
毎回構造が変化するカタコンベ(地下墓地)を舞台に、音を立てずに進み、モンスターを倒し、アーティファクトを持ち帰るスリリングな冒険が魅力!
👣 一言で言うと?
「音を立てるとドラゴンブレス!? 静寂の地下墓地を駆け抜ける、緊張感MAXの冒険デッキビルド!」

🧩 基本情報
項目 | 評価 |
---|---|
プレイ人数
ベスト
適正
|
|
BGGレーティング | 8.3 |
発売元 | アークライト |
価格 | 11,000円(税込) |
ジャンル | デッキ構築、ダンジョン探索 |
スリーブ |
63 x 88
数量 183
|
🎯 目的
プレイヤーは自分のデッキを使ってカードをプレイし、移動・戦闘・買い物などの行動を行います。
新たなタイルを探索して迷宮を広げつつ、アーティファクト(財宝)を見つけ出し、無事に地上へ帰還することが目的です。
途中、音を立てすぎる(CLANK!)と、墓地を守るドラゴンに目をつけられ、攻撃を受けるリスクも……!
🏆 勝利条件
全プレイヤーが脱出するか死亡した時点でゲーム終了。
以下の得点合計が最も高いプレイヤーが勝利します。
- 持ち帰ったアーティファクトの点数
- その他の宝物・トークンの得点
- 購入したカードの得点
※脱出できなかった場合、一定条件を満たしていなければ無得点!
🧩 CLANK! CATACOMBSはどんなゲーム?
このゲームは、デッキ構築とタイル探索の二つの要素が融合した、極めて戦略的かつドラマチックなダンジョン探索ゲームです。
🗺 毎ターン、カードをプレイして探索を進め
🎲 新たな迷宮タイルをめくって道を開拓
🐲 音(CLANK!)を出すたびにドラゴンの怒りが蓄積
⚰️ 墓地の主が襲い来る中、命からがら脱出を目指します
選択とリスクの連続で、毎ターンが手に汗握る展開!
コンポーネント













《内容物》
ダンジョンカード143枚(+スターターカード40枚)、正方形タイル28枚、クランク!ボード1枚、開始時タイル1枚、クランク!キューブ120個、ドラゴンマーカー1個、プレイヤー駒4個、ドラゴンの袋1枚、ドラゴンキューブ24個、幽霊キューブ5個、市場ボード1枚、アーティファクト7個、その他トークン多数
ルール
🔸 準備
共通の場
- スタートタイルの配置
- Ⓐ 入口タイル(地下墓地の入り口)を中央に配置します。ここがすべての冒険の起点になります。
- カタコンベタイルの準備
- Ⓑ 迷宮を構成する正方形のタイルをシャッフルし、山札として裏向きに積みます。
- マーケット・アーティファクトの配置
- 各種アーティファクト(得点源)、鍵・王冠・バックパックなどのマーケットアイテム、コイン・ドラゴンエッグ・囚人などのトークンを規定数用意して共通エリアに並べます。
- カードの山札作成
- Ⓒ 冒険カードの山札をシャッフルして中央に配置し、市場エリアに6枚を表向きに並べます。常備カード4種類も並べます
- ドラゴントラックとバッグ
- Ⓓドラゴンの怒りを表す「ドラゴントラック」を準備し、ドラゴンマーカーを初期位置に配置。ドラゴンバッグを用意し、攻撃時にキューブを引くために使います。

プレイヤーごとの準備
- Ⓐ スターターカード10枚(移動、攻撃、CLANK!などの基本カード)を受け取り、シャッフルして山札とします。
- Ⓑ 自分の色のコマをスタートタイルに配置。
- Ⓒ CLANK!キューブを20個受け取り、ゲーム中に使います(音の発生を表現)。

🔄 プレイの流れ(ターンの進行)
CLANK! CATACOMBSでは、プレイヤーは時計回りに順番に手番を行います。1ターンの流れは以下の通り:
手札を5枚になるまで引きます(デッキが切れたら捨て札をシャッフルして再構築)。

手札のカードをすべて順不同でプレイし、その効果を使用します。各アクションについてそれぞれ説明します。
- 🪙 スキル(Skill):新しいカードを市場から購入
- 🥾ブーツ(Boot):迷宮内を移動
- 🗡 剣(Sword):モンスターを攻撃して報酬を得る
- 💥CLANK!:音を立てると、対応する数のキューブをノイズエリアに追加
- 🗝️市場で買い物/アーティファクト獲得
- 🧱宝箱、書庫、牢屋を開ける

🪙 スキル(Skill):新しいカードを市場から購入
スキルポイントを使って市場のカードやアイテムを獲得できます。新しいカードはデッキに加わり、以後のターンで使えるようになります。
ダンジョン列の仕掛けを使用することも可能。右下に記されているコストを支払うことで、「使用」の内容を直ちに実行する。その後、そのカードをダンジョンの捨て山に移します。



🥾 ブーツ(Boot):迷宮内を移動
移動によって未探索の通路に入ると、新しいカタコンベタイルを1枚引き、現在の場所に接続する形で配置します。新たな部屋には罠やモンスター、宝物が潜んでいることも…
- 鍵が必要なドア
- 一方通行の通路
- 壊れた壁(特定カードで通過可能)
- 囚人(助けると能力UP)などが登場!





🗡 剣(Sword):モンスターを攻撃して報酬を得る
保有する剣(戦闘力)を支払って、モンスターを攻撃して倒すことで報酬を獲得します。

💥 CLANK!:音を立てると、対応する数のキューブをCLANK!プールに追加
音を立てると、対応する数のキューブをCLANK!プールに追加

🗝️市場で買い物/アーティファクト獲得
自分が市場の部屋にいるなら、銀行にある市場ボードの上に置かれたトークンを買うことができる。
自分がアーティファクトのある部屋にいるならそれを獲得して自分の前における。ただし、既にアーティファクトを保有している場合は新たに獲得はできない。アーティファクトを見逃すことも可能。
アーティファクトが獲得されるたびに、怒りメーターのドラゴンマーカーを1マス進める

🧱宝箱、書庫、牢屋を開ける
自分が宝箱、書庫、牢屋の部屋にいるときは、ロックピック1個を使用することで、鍵がかかったものを開けることが可能。自分のロックピック1個を取り、その部屋にある宝箱、書庫、牢屋のいずれかを覆い隠すように置きます。1度開けたものは再び開けることはできない。

以下の内容を順に実施。
1)手札が5枚になるように再ドローし、次のプレイヤーの手番へ
2)市場のカードを6枚に補充
3)ドラゴンの攻撃判定
2)で市場に補充したカードのいずれかに、ドラゴンの攻撃アイコンがあった場合はノイズエリアにあるキューブを全て取り、ドラゴンの袋に入れる。その後、ドラゴンマーカーがあるマスに記されているキューブの個数分だけ引く。引いたキューブが自分の色であればダメージを受ける。



ヒットポイントとダメージ
プレイヤーのヒットポイントはクランク!ボードのヒットポイント表で管理。ダメージを受けたら、自分の色のクランクキューブを左詰めで置いていく。ダメージを回復する手段も多数あり。自分のヒットポイント表が埋まると気絶する。

脱出後
脱出した場合、制覇トークン(20点)を取得して、以降の手番はスキップします。
脱出したプレイヤーもしくは気絶したプレイヤーの手番になった時、ノイズエリアにあるキューブを全てドラゴンの袋に入れて、キューブを4個引きます。この時、ドラゴンマーカーの位置は無視します。

🏆得点計算
全てのプレイヤーが脱出したか気を失ったかという状況になった時に、以下の最終得点計算を行います:
アーティファクトを持っていないか、深部で気を失ったプレイヤーは脱落します。脱落していないプレイヤーは得点計算し、もっとも得点が高いプレイヤーが勝利!
- アーティファクト(主に15〜30点)
- 財宝トークン(1〜7点など)
- カードに記載された勝利点
- 特殊トークン(解放した囚人など)

魅力と面白ポイント
✅ 常に新鮮!探索される迷宮
プレイごとに異なる迷宮ができあがるため、リプレイ性が非常に高く、探索のワクワクが毎回味わえる!
従来のクランクシリーズだと、マップが固定化されていまっていましたが、今回のカタコンベでは迷宮タイルを置くことで自分たちが冒険している感を強く味わうことができます!
✅ デッキ構築と探索の絶妙なバランス
強力なカードを集めてコンボを狙う一方、早く逃げないと死亡のリスクも…「欲張るか、逃げるか」のジレンマが楽しい!
✅ CLANK!システムの緊張感
カードの効果でCLANK!(音)を立てるほど、ドラゴンの怒りが上昇。
キューブが袋から引かれるたびに「次は自分か!?」とドキドキが止まらない。
✅ ソロ感とインタラクションの絶妙なバランス
探索は自分のルートで進む一方、他プレイヤーが脱出するとタイマーが作動し、強制的に終盤戦へ。
他人の動向が気になる、ちょうど良い駆け引きもあり
📝 感想
CLANK! CATACOMBSの最大の魅力は、「選択が連鎖する緊張感」と「毎プレイ異なるドラマ」にあります。
「今このカードを買ってデッキを強化すべきか、それとも今は仕掛けを使うべきか・・・」と悩み、さらに「この分岐は奥に進む?それとも引き返す?」という探索の選択肢が多くあります。
たとえば、私がプレイしたある回では——
移動カードを十分に獲得していない状態で、深部に入りすぎてしまいました。ようやくアーティファクトを見つけて引き返そうとした矢先、他プレイヤーが脱出を開始。カウントダウンが始まり、残りターン数が限られる中、焦って進もうとしたら、CLANK!のせいでドラゴンの攻撃が直撃。あと2マスで地上!というところでゲームオーバーになり、残念ながら脱落となりました・・・。
こうした“あと一歩のところで失敗”や“逆にギリギリ逃げ切った”という体験が本当に多いゲームです。しかも、その展開が「タイルの引き運」「カードのめくれ」「他プレイヤーの行動」が絶妙に絡み合って起きるため、毎回ドラマチック。
また、「CLANK!(音)」のシステムが秀逸。強いカードほど音が大きく、袋に自分のキューブが溜まっていくのが分かるため、「強いけど使うの怖い…」という心理が常につきまといます。
袋から自分の赤いキューブが引かれた瞬間、全員が叫ぶほど盛り上がるシーンは、どの回でも見られる定番イベントです。
探索中には、囚人を助けると追加能力が得られる、呪われたアイテムで一時的にパワーアップするがCLANK!が増えるなど、選択の幅を広げる要素も豊富。こうした「今、得点を取るか、危険を避けるか」というジレンマのバランスが本当に秀逸です。
さらに特筆すべきは、「CLANK!」シリーズの中でも本作はタイルを自由に配置してダンジョンを自作していくという要素があり、パズル的な構築感と未知の冒険感が同時に味わえます。少し値段は高いように感じますが、面白さは間違いなし!
スリーブ「カードサイズ・枚数」
クランク! カタコンベ(CLANK!CATACOMBS) の スリーブ「カードサイズ・カード枚数」はこちら
カードサイズ:63mm×88mm(TCGサイズ)
カードの枚数:183枚
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評価

指標 | 点数 | コメント |
---|---|---|
ゲームバランス | 8 | 各カードやアイテムの効果が強すぎず絶妙で、探索・デッキ構築・脱出の選択が程よく均衡している。ただし、序盤の引き運\やアーティファクトの配置によって多少の偏りが出る場合もある。 |
リプレイ性 | 9 | タイル配置が毎回変わり、カードの組み合わせ・ドラマ性も異なるため、何度遊んでも新鮮。囚人や呪いといったギミックも変化を加える。 |
爽快感 | 7 | 強力なコンボや大量得点、ギリギリの脱出などで気持ちよさを味わえるが、探索重視なので爆発的な爽快さはやや控えめ。 |
ゲームテンポ | 6 | 中盤以降は手番にかかる時間がやや長くなりがち。探索やコンボの処理が多く、特に初心者がいるとテンポが落ちることも。 |
コンポーネント質 | 4 | コンポーネントは良くできているが、値段には見合っていないように感じる。 |
盛り上がり度 | 9 | CLANK!のドローによる運命の瞬間や、最後の脱出タイミングなど、緊張と興奮が繰り返し訪れる。観戦者も楽しめるドラマ性あり。 |
テーマ没入感 | 9 | 地下墓地を静かに探索し、音を立てたら襲われるというシステムがテーマと完璧に合致。タイルや囚人、ドラゴンなども雰囲気を高めている。 |
プレイの起伏 | 8 | 序盤の準備、中盤の探索、終盤の脱出と構成がはっきりしており、自然な盛り上がりが形成される。探索失敗やCLANK!の恐怖で波もある。 |
劣勢からの巻き返し要素 | 6 | 序盤にCLANK!を稼ぎすぎると後半きつくなるが、得点源が多様なので逆転は可能。ただし、完全に脱出できないと勝負にならない点は厳しめ。 |
収納性・セットアップ | 5 | コンポーネントが多く、特にタイルやトークンの分類が面倒。専用インサートがないとセットアップに時間がかかる。 |
項目 | 評価 |
---|---|
デザイナー | Paul Dennen |
アート | Clay Brooks, Anika Burrell, Derek Herring, Rastislav Le + 3 more |
受賞歴 | なし |
プレイ人数
ベスト
適正
|
|
発売元 | アークライト |
価格 | 11,000円(税込) |
ジャンル | デッキ構築、ダンジョン探索 |
スリーブ |
63 x 88
数量 183
|
収納





アップグレード品(トークン、オーバーレイ、インサート)
クランク! カタコンベ(CLANK!CATACOMBS) には、アップグレード品はございませんでした。
サマリーシート
クランク! カタコンベ(CLANK!CATACOMBS) には、サマリーシートはございませんでした。
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