『センチュリー:スパイスロード』まるわかり紹介 ―砂漠を超えてスパイスを運べ!絶妙リソースパズル―

目次

概要

センチュリー:スパイスロードは、スパイス交易の時代を舞台にした、カードプレイとリソース変換が鍵となるデッキ構築型ボードゲームです。プレイヤーはキャラバンの商人となり、カードを使ってスパイスを集めたり交換したりしながら、条件を満たすことで得点カードを獲得していきます。プレイ人数は2〜5人プレイ時間は30〜45分程度
ルールは非常にシンプルで、毎ターンの選択肢も少なめながら、カードの組み合わせやスパイスの運用に奥深い戦略が光ります。

🧭 一言で言うと?

「スパイスを集めて交易し、勝利点を競う、シンプルで奥深いカードゲーム!」

🧩 基本情報

ボードゲーム評価
項目評価
プレイ人数
  
ベスト
  
適正
1人
2人
3人
4人
5人
6人
7人以上
発売元アークライト
価格5,280円(税込)
ジャンルハンドマネージメント、デッキ構築、セットコレクション
スリーブ
70 x 120
数量 94
プレイ時間
15分
30分
1時間
2時間
3時間↑
運要素の強さ
思考力
ルール難易度
簡単
難しい

品切れで価格高騰しているため、不当な価格に注意!

🎯 目的

プレイヤーは、スパイスを集めて交易し、勝利点カードを獲得することを目指します。最終的に最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

🏆 勝利条件

ゲーム終了後、以下の合計点で最も高いプレイヤーが勝利します。

  • 勝利点カードの合計点数
  • 金貨(3点)・銀貨(1点)のボーナス
  • ゲーム終了時のスパイス(黄色以外)の残り数(各1点

🧂 センチュリー:スパイスロードはどんなゲーム?

『センチュリー:スパイスロード』は、スパイスを集めたり交換したりしながら、目標の「勝利点カード」を集めていくカードゲームです。
プレイヤーはキャラバンのリーダーとなって、手持ちのカードを使ってスパイスを調達し、うまくやりくりしながら得点につながる取引を目指します。

基本の流れは「カードを使う」「新しいカードを取る」「使ったカードを回収」「勝利点カードを獲得する」の4択だけ。
でも、どのタイミングでどのアクションを選ぶかが悩ましくちょうどいい“考えどころ”が詰まっています。
必要な組み合わせに対して、スパイスを少しずつ上位のものに変えていくのが面白いです。

見た目もおしゃれで、カラフルなスパイスキューブや金属風のコインは触っているだけでもテンションが上がります。
ルールはシンプルだから初心者にもやさしく、それでいて何度も遊びたくなる奥深さも。
ちょっとした空き時間にも、じっくり遊びたい時にもぴったりな、万能タイプの名作カードゲームです!

コンポーネント

スクロールできます
キャラバンカード 5枚
初期商人カード 10枚
勝利点カード 36枚
商人カード 43枚
キューブ 105個
キューブ受け皿 4個
金属製コイン 20枚

《内容物》
キャラバンカード 5枚、初期商人カード 10枚、勝利点カード 36枚、商人カード 43枚、キューブ 105個、キューブ受け皿 4個、金属製コイン 20枚

ルール

🔸 準備

  • 勝利点カード(紫色)から5枚オープンして中央に並べます。
  • スパイスキューブを準備し、4色のスパイス(黄色=一番下、赤→緑→茶色と上位に)をそれぞれ専用ボウルに準備
  • 商人カードの山札から6枚を表にして横に並べます
  • 左端の勝利点カード2枚の上に金貨(3点)、その右2枚に銀貨(1点)を置きます。
  • 各プレイヤーに初期カード2枚・空のキャラバンボード(スパイス上限10個)を配布
  • 各プレイヤーは自分の手番順に応じて黄色キューブや赤色キューブを指定の数受け取る

🔸 プレイの流れ

STEP
🔄 手番プレイヤーは4種類のアクションのうち、1つを選んで実行

各プレイヤーが1手番ずつ行っていく。1周すると1ラウンドが終了し、その時点でゲーム終了条件を満たしていれば、ゲームが終了する。

A) 手札をプレイする

手札から場に1枚カードを出して、効果を発動。
効果の種類は下記の3つがある。

<獲得>

シンプルに対応しているキューブを獲得するための獲得系のカード

<交換>

絵の例だと、赤3つを支払って、茶色2つに交換する

<アップグレード>

黄色⇒赤⇒緑⇒茶色 の順番でアップグレードを行う。
2回のアップグレードであれば、1つのキューブを対象に、2回のアップグレードを行うことも可能であるし、2つのキューブを対象に、1回ずつのアップグレードも可能。
例:黄色1個⇒緑1個、黄色2個⇒赤2個

B) 商人カードを獲得

商人カードを獲得するが、自分が獲得したいカードよりも、山札から遠い側にあるカード全てに対して、いずれかのスパイスを1つ置く必要がある。置けない場合は取れない。
置かれたキューブは、カードを取得する人が一緒に獲得する。

C) 休憩を取る

場に出して使ったカードを手札に戻して再利用することが出来る状態にするためのアクション

D) 勝利点カードを獲得

指定されたスパイスを支払って、勝利点カードを獲得する。
その時、山札から一番遠いカードであれば金貨を1つ獲得し、隣であれば銀貨を獲得する
金貨と銀貨は勝利点になる

STEP
いずれかのプレイヤーが5枚目の勝利点カードを獲得していれば終了

🏆 勝利点計算

ゲーム終了後、以下の合計点で最も高いプレイヤーが勝利します。

  • 勝利点カードの合計勝利点数
  • 金貨1つにつき3勝利点、銀貨1つにつき1勝利点
  • ゲーム終了時の保有スパイス(黄色以外)の残りキューブ1つにつき1勝利点

勝利点計算の例を示します

魅力と面白ポイント

ピタッと決まるコンボの気持ちよさ

必要なスパイスがぴったり揃って、狙っていた勝利点カードをゲットできたときの達成感は格別!
計画がうまくハマる気持ちよさがクセになります。

✅ 「黄色→赤→緑→茶色」へスパイスを育てる感覚が楽しい!

スパイスキューブを少しずつ上位に交換していき、目的の勝利点カードにぴったり合った組み合わせを完成させた時の気持ちよさは抜群。
たとえば「黄色4個 → 赤2個 → 緑1個 → 茶色1個」へと段階的に変換していく流れが、まるで資源育成ゲームのようでクセになります。

✅ 手番は4択だけ、なのに毎回悩ましい!

自分の番でできるのは「カードを使う」「カードを取る」「回収する」「点数カードを取る」のたった4択。
でも、次にどのスパイスが必要になるか、どのカードが他の人に取られそうか、など毎ターン小さなジレンマがあるからこそ面白い!
「今このカードを取っておくべきか…いや、次に回してしまうと取られそう…!」そんな読み合いが熱い。


感想

センチュリー:スパイスロードの面白さは、「スパイスの変換」につきます。
「このターンはカードを温存して勝利点カードを狙うべきか、それとも強力な交換カードを今のうちに獲得するべきか…?」といった、シンプルながらも悩ましい判断を毎回迫られるのが本作の醍醐味です。

手札にある変換カードの組み合わせで最適なスパイスルートを組み立てる過程は、まるで資源管理パズルを解いているかのよう。
必要なスパイスをぴったり揃えて、ちょうど欲しかった得点カードを獲得できたときの達成感は格別です。

さらに、ほかのプレイヤーも狙っているカードの順番を読む“先読み”の駆け引きも重要で、特に金貨や銀貨トークンをめぐる駆け引きでは、思わず「そのタイミングで取るか!」と思ってしまうことも…。

ルールは非常に簡単で、最初のプレイでも数分で理解できる内容。それにも関わらず、手番の選択一つ一つに戦略の奥深さがあり、繰り返し遊ぶたびに「次はこのルートでやってみよう」と試したくなる中毒性があります。

また、コンポーネントの質も高く、特に色とりどりのスパイスキューブや金属風のコインは手に取るだけでワクワク感があり、雰囲気の演出にもひと役買っています。

シンプルな中にしっかりとした戦略性とプレイヤー間の読み合いが詰まっており、初心者でもすぐに楽しめる一方、上級者同士ならばカードの獲得順やコンボ構築で差がつく、実力勝負の展開にもなります。
まさに「簡単なのに奥が深い」の代表格と言えるボードゲームです。

スリーブ「カードサイズ・枚数」

カスカディア の スリーブ「カードサイズ・カード枚数」はこちら

カードサイズ:70mm×120mm (タロットサイズ)
カードの枚数:94枚

おすすめは以下の製品です:

商品ハードスリーブ
おすすめ
AGS-SL112 タロットサイズ・ハード
Engamesスリーブ タロットカードサイズハード 72*122mm
商品ソフトスリーブ
Engamesスリーブ タロットカードサイズソフト 72*122mm
ハードスリーブの比較

評価

指標点数コメント
ゲームバランス8カードの運要素はあるが、選択の自由度と交換の工夫でプレイヤーの実力が出る設計。
リプレイ性8毎回異なるカードの組み合わせと得点競争で飽きにくい。短時間で複数回プレイも可。
爽快感8コンボが決まった時の気持ちよさはあるが、派手な展開よりも静かな達成感寄り。
ゲームテンポ8手番の選択が明快でサクサク進む。ダウンタイムもほとんどない。
コンポーネント質8金属風コインやカラフルなキューブなど、視覚的にも質感的にも高評価。
盛り上がり度6インタラクションが控えめで静かに遊ぶタイプのため、ワイワイ系ではない。
テーマ没入感6スパイス交易というテーマはあるが、実際は抽象的な資源変換ゲームの印象が強い。
プレイの起伏6徐々に構築していくスタイルで盛り上がりは抑えめ。終盤に向けてじんわり楽しくなる。
劣勢からの巻き返し要素4リソースの蓄積で格差が広がると挽回しにくく、逆転要素はやや薄い。
収納性・セットアップ8箱はコンパクトで中も整っており、準備・片付けともに非常にスムーズ。スリーブに入れた際は特殊な入れ方をする必要がある。


品切れで価格高騰しているため、不当な価格に注意!

ボードゲーム評価
項目評価
デザイナーEmerson Matsuuchi
アートChris Quilliams, David Richards, Fernanda Suárez
受賞歴なし
プレイ人数
  
ベスト
  
適正
1人
2人
3人
4人
5人
6人
7人以上
発売元アークライト
価格5,280円(税込)
ジャンルハンドマネージメント、デッキ構築、セットコレクション
スリーブ
70 x 120
数量 94

収納

アップグレード品(トークン、オーバーレイ、インサート)

アップグレード品はございませんでした。

サマリーシート

サマリーシートはございませんでした。

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この記事を書いた人

こんにちは!
“さくぼど”の管理人 タヌまるです。
平日は会社員として働きつつ、週末はボードゲーム三昧。気づけばコレクションは1000個超えてしまいました。

初めての人にもわかりやすく、経験者にも「なるほど」と思ってもらえるようなレビューを心がけています。
ボードゲームの魅力、ぜひ一緒に楽しみましょう!

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