🌿 概要
「ウイングスパン(Wingspan)」は、鳥を自分の保護区(3つの生息地)に呼び込み、鳥カードの能力を連鎖(トリガー)させながら点数を最適化する“テーブル構築(tableau)型エンジンビルド”です。
手番でやることは基本的に 4アクション(鳥を出す/エサを取る/卵を産む/カードを引く)のどれか。選んだ生息地の列を起動して、置いた鳥たちの効果が順番に発動していきます。
「静かで気持ちいい」「コンポーネントが美しい」「でも結局わりと運」——この相反する評価が同居しやすいのが特徴

🧩 基本情報
| 項目 | 評価 |
|---|---|
|
プレイ人数
ベスト
適正
|
公式:1〜5人/プレイ時間:40〜70分(目安)
2人は(アジア拡張のDuet Modeも含め)評価が安定しやすく、3人もテンポ良く回しやすい傾向。 |
| BGGレーティング | 8.0 |
| 発売元 | アークライトゲームズ(日本語版) |
| 価格 | 7,700円(税込) |
| ジャンル | エンジンビルド/セットコレクション/カードドラフト(中量級) |
| スリーブ |
基本セットのカードはスタンダードサイズ系(約57×89mm)が中心。
拡張を入れると枚数が増えるため、最初から多めに用意すると安心です。 ※カード枚数は版・拡張有無で変動します(運用に合わせて調整推奨)。 |
🎯 目的
4ラウンド(各ラウンドで手番数が減っていく)を通して、点数を最大化して勝利します。得点源は大きくこのへん。
- 鳥カードそのものの点数
- 卵(終盤の安定得点)
- カードを伏せて差し込む・エサを貯めるなどの副得点
- ボーナスカード(個人目標)
- ラウンド目標(共通の競争目標)
🧩 ウイングスパンはどんなゲーム?
基本は「1手番=4アクションのどれか」。そして選んだ生息地の列を左から右へ“起動”して、配置した鳥の効果が連鎖します。
- エサを取る(森林):ダイスで入手できる食料が決まる
- 卵を産む(草原):終盤の安定得点に直結
- カードを引く(湿地):欲しい鳥が来るかは運も絡む
- 鳥を出す:コストは重いがエンジンの核
ルール自体は「理解しやすい」「教えやすい」という評価が多く、初心者・非ゲーマーにも届く“入口の広さ”が強みとして語られます。
✅ このゲームが刺さる人、刺さらない人
刺さる人
- 美しいアート/コンポーネントで“癒しの中量級”を回したい
- 直接攻撃より、盤面を育てる最適化パズルが好き
- 家族・カップル・ライト層とも遊べる定番が欲しい(奥さんが非ゲーマーでも好き、みたいな声)
刺さらない人
- 運(カード引き/ダイス)で計画が崩れるのがストレス
- 「みんなで殴り合う/駆け引き濃い」のが好き(ソリティア感が強い)
- “エンジンが完成してブン回す”快感を最優先したい(回り始めた頃に終わる問題)
✅ みんなの感想まとめ(1000件のBGGコメントまとめ)
ウィングスパンはBGGレーティング8.0と非常に高いです。
📣メガホン表記のルール
- 📣が多いほど「その意見がよく出てくる」
- ざっくり目安として 📣1つ=10人に1人の割合(※参照したBGG抜粋内での体感)
👍 5大 好評ポイント
✅「アート&コンポーネントが“反則級”:触った瞬間に勝つ」 📣📣📣📣
まず圧倒的に多いのが“見た目と物質的満足”の称賛。
「コンポーネントが桁違い」「アートが美しい」は、好き派の主語として何度も出てきます。
ここが強いのは、単なる豪華さじゃなくて、プレイ体験の感情を上書きするところ。
運やソリティア感があっても「まあ、綺麗だし落ち着くし…」と許容が発生する、いわば“空気で殴るタイプ”。実際「美しさを楽しめ」「深刻にやりすぎるな」というコメントもあります。
✅「列起動→効果連鎖が気持ちいい:小さな“鳥コンボ”の積み上げ」 📣📣📣📣
「テンポが良い」「進行が気持ちいい」「中量級としてちょうど良い」系はかなり多いです。
ウイングスパンの“ゲームとしての中毒性”は、列を起動したときに起きる トリガーの連鎖にあります。
「効果が連鎖して楽しい」「エンジンコンボが気持ちいい」系の言い回しがストレートに出ています。
派手な爆発というより、
1手でカード→食料→卵→追加ドロー…
みたいな“積み重ねの連鎖”が起きる。
この「静かな快感」が、テーマ(鳥の世界観)と相性良くて、“チルいのに考える”を成立させています。
✅「4アクションの分かりやすさ:教えやすいのに、最適化はちゃんと悩む」 📣📣📣
複雑そうに見えて、やることは実はシンプル。
コメントでも 「ルールが理解しやすい」「教えやすい」が出ていて、ここが定番化した理由のひとつです。
ただし、簡単=浅いではなく、
「どの列を伸ばす?」「いつ鳥を出す?」「ラウンド目標とボーナスをどこまで追う?」
と、“悩みどころが最適化寄り”に置かれている。
だから、ライト層には“遊べる”、ゲーマーには“ほどよく肉がある”で両方に届く、という評価につながります。
✅「直接攻撃が薄いのが強み:家族・カップルで“嫌な気持ちにならない”」 📣📣📣
“ソリティアっぽい”は欠点にもなるんですが、裏返すと 「カットスロートじゃない」「平和」が最大の長所にもなります。実際に「個人主義的で切り合いにならない」「妻が非ゲーマーでも好き」みたいな声が出ています。
勝ち負けよりも
- 盤面が育つ満足
- 鳥を集める楽しさ
- まったり過ごす時間
が価値になるタイプなので、“雰囲気ゲー”としての強度が高いです。
✅「繰り返すほど良くなる&拡張で味変:気に入った人が長く回す導線」 📣📣📣
複数プレイで評価が上がった、という記述があり、慣れるほど“パズルとしての見え方”が良くなるタイプです。
さらに「卵偏重が拡張で少し緩和された」や「オセアニアでバランスが良くなった」など、“補正”として拡張が語られることもあります。
つまり、
基本箱でモヤる → 拡張で改善する可能性
という“伸びしろ”があるのが、強みとして働いています。
本箱で刺さる → 拡張でさらに長生き
3大 不評ポイント
⚠️「運が強い:カード引き+ダイスで“どうにもならない”が起きる」 📣📣📣📣
不満の最大派閥は、やっぱりここ。
「カード引きの運」「ダイスの運」で必要なものが手に入らず、限られた手番数の中で詰むというストレスが語られています。
象徴的なのが「Draw raven or lose(カラス引けなきゃ負け)」みたいな言い方で、特定カードの強さ・引けた引けない問題への不満がにじみます。さらに「カードが早く出るか遅く出るかで勝敗が動く」など、タイミング運も指摘されています。これは特定のカードをゲームから除外することで改善されるというコメントも多いです。
⚠️「終盤が卵最適解:勝ち筋が“作業”になって盛り上がらない」 📣📣📣📣
これはかなり強い不満で、具体的に
- 「最後は卵を置くだけが一番強い」
- 「別のことをやるのがバカらしくなる」という語り方が出ています。
「鳥が大事じゃなくなる」「最終ラウンドは卵を最大化するだけ」みたいな声もあり、テーマゲームとしての期待(鳥を集めて回す)と、得点最適化(卵)とのズレがストレスになりがちです。
拡張で軽減したという声もある一方、根っこの印象として残りやすい問題です。
⚠️「回り始めた頃に終わる/序盤が鈍い:エンジンビルド欲が満たされない」 📣📣📣
「面白くなってきた瞬間に終わる」問題は、エンジンビルド期待勢に刺さります。
序盤は
- 取れる食料が少ない
- 出せる鳥が限られる
- 盤面が育ってない
ので、どうしても“助走”が長い。
これを「落ち着いた成長」と感じる人もいますが、
「完成エンジンでブン回す快感」を求める人には、気持ちいいところが短いという不満につながります。
✅ あなたは買うべき?相性診断
ウィングスパンは、刺さる人には 「定期的に帰ってくる場所」になり、合わない人には 「綺麗だけど、退屈 or 運ゲー」になりやすいゲームです。
買うべきかどうかは、次の質問に YESがいくつ付くかでだいたい決まります。
🌿 まずは5問:YESが多いほど買い
Q1. 直接攻撃や妨害より、黙々と“自分の盤面を育てる”方が好き
Q2. 美しいアート・コンポーネントに弱い(触ってるだけでテンション上がる)
Q3. 1手で小さな得が連鎖する“静かなコンボ”が好き
Q4. 勝ち負けより「気持ちいい手番」「癒しの時間」を重視できる
Q5. 多少の運(カード引き・ダイス)は“味”として許容できる
- YESが4〜5個 → ほぼ買い。あなたはウィングスパンの“空気”に勝てない
- YESが2〜3個 → 迷い枠。遊ぶ相手や拡張で評価が変わる
- YESが0〜1個 → 見送ってOK。合わないストレスが勝ちやすい
⚠️ ここが地雷:当てはまるほど「合わない」寄り
Q6. 「運で計画が崩れる」のが本当に苦手(長めのゲームほど許せない)
Q7. マルチで“殴り合い/駆け引き”がないと物足りない
Q8. エンジンビルドは「完成してからブン回す快感」が最優先
Q9. 終盤が“卵を置く作業”になりがち、みたいな最適解の匂いが嫌
Q10. できれば毎回、プレイ感が大きく変わってほしい(固定化が苦手)
- YESが4〜5個 → 基本箱だけだと厳しい可能性大
- YESが2〜3個 → 拡張込みで化ける“改善ルート”を検討
- YESが0〜1個 → 安心。ストレス耐性が合ってる
📝 評価
5項目評価
- テンポ:7/10(慣れると気持ちいいが、人数が増えると長く感じる派も)
- 運:5/10(カード/ダイス運は明確に賛否。詰むとストレス)
- インタラクション:3/10(“マルチソリティア”評価が目立つ)
- 脳みそ負荷:6/10(悩むが、レール感を指摘する声も)
- リプレイ性:7/10(カードと目標で変化は出るが、卵最適解問題が評価を割る)
ひとこと補足
ウイングスパンは、勝ち筋の最適解(卵が強い/引き運が刺さる)みたいな“ゲームとしての尖り”よりも、
「綺麗な盤面を育てて、鳥の効果が連鎖して、静かに満たされる」という体験価値が主役の作品です。
なので評価が割れるポイントはシンプルで、
- 勝ち負けや読み合いを濃くしたい人ほど「運」「ソリティア感」「卵最適解」が気になる
- 癒し×最適化パズルを楽しみたい人ほど「この空気ごと好き」になる
このどちらのスイッチが入るかで、“神ゲー”にも“合わない”にも振れます。
(そして、合わない理由が刺さる人にとっては長所にもなるのが面白いところです)
「どの拡張から買うべき?」
結論は「人によって最適が変わる」ですが、買うべき順番はかなり決めやすいです。
拡張の性格がそれぞれハッキリ違うので、“今感じてる不満”から逆算するのが一番失敗しません。
① 2人でよく遊ぶ/2人戦をもっと“締めたい” → アジア拡張
Duet Mode(2人専用のマップと目標)が入っていて、2人戦の“薄さ”をかなり補強します。
しかもDuet Modeは「どの鳥カードセットでも使える」と明記されていて、基本+他拡張とも相性が良いです。
- 2人だと「ソリティア感が強い」問題に刺さりやすい
- Duet Modeはそこに“取り合いの軸”を追加してくれる
- 2人で回すなら、最も満足度が上がりやすい買い方
② 「卵最適解っぽい」「エンジンをもっと回したい」「融通が欲しい」 → オセアニア拡張
花蜜(新リソース)と、改訂プレイヤーボード(行動がより柔軟)が大きい拡張。
公式系ではなくとも、BGGの解説スレでも「オセアニアの要素を使う時だけボード変更が必要」と説明されていて、ゲーム体験の変化がかなり大きいタイプです。
- “卵ゲー感”が気になる人が、改善目的で選びやすい
- 行動面の自由度が増え、手詰まり感が軽くなりやすい
- 反面、ネクター周りの好みは割れる(※「変化が大きい=合う合わないが出る」)
③ 「基本が好きでもっと鳥とカードを増やしたい」「味変は軽めでOK」 → ヨーロッパ拡張
“基本の延長線”で増やすならこれ。
特徴は ラウンド終了時に発動する新能力(teal / round-end powers)が入ること。公式ページでも明記されています。
- 基本が好きで「まずは量を増やしたい」人向け
- プレイ感の変化はオセアニアほど激しくない
- “遊びやすさを保ったまま、変化を足す”枠
【スタート】ウイングスパンが好き/気になってる
│
├─ Q1:2人で遊ぶことが多い?
│ ├─ YES → アジア(Duet Modeで2人戦が締まる):
│ └─ NO → Q2へ
│
└─ Q2:卵最適解っぽさ/手詰まりが気になる?
├─ YES → オセアニア(花蜜+新ボードで体験が大きく変わる):
└─ NO → ヨーロッパ(基本の延長で増量+ラウンド終了能力):
スリーブ「カードサイズ・枚数」
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カードサイズ:57mm×87mm
カードの枚数:212枚
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