ティーフェンタールの酒場(The Taverns of Tiefenthal)レビュー/感想 徹底解析―“開店→満席までドロー”が気持ちいい、酒場経営デッキ構築×ダイスドラフト―

目次

🌿 概要

「ティーフェンタールの酒場」は、自分の酒場を“改装しながら”繁盛店に育てるデッキ構築×ダイスドラフト(+ダイス配置)ゲームです。
各ラウンドは「開店準備(カードをめくって席を埋める)→ ダイスを振る → コースターでダイスを回し取り(ドラフト)→ 自分の酒場ボードにダイスを置いてアクション実行」という流れ。お金で“スタッフや設備”を雇い、ビールで“客(得点源)”を呼び込む二軸の経営バランスが気持ちいいタイプです。

プレイ人数は2〜4人、プレイ時間は約60分。日本語版の定価は6,380円(税込)
BGGの平均評価は7.6で、評価数も多い定番中量級(〜やや軽め寄り)として扱われています。

🧩 基本情報

ボードゲーム評価(ティーフェンタールの酒場)
項目評価
プレイ人数
  
ベスト
  
適正
1人
2人
3人
4人
5人
6人
7人以上
公式:2〜4人/プレイ時間:60分(目安)
BGGでは「ベストは2〜3人」「4人は遊べるが待ちが増えやすい」という声が多め。
BGGレーティング7.6
発売元アークライト(完全日本語版)
価格6,380円(税込)
ジャンル デッキ構築/ダイスドラフト/ダイス配置(ダイスワーカープレイスメント)/エンジン構築(中量級〜ファミリー寄りユーロ)
スリーブ
ミニユーロ(44×68mm)が中心。拡張(Open Doors)を入れる場合は枚数が増えるため、運用に合わせて追加購入推奨。
※カード枚数は版・拡張有無で変わるので、手持ち構成に合わせて調整してください。
プレイ時間
15分
30分
1時間
2時間
3時間↑
運要素の強さ
思考力
ルール難易度
簡単
難しい

🎯 目的

8ラウンドを通して酒場を成長させ、勝利点(主に“上客=貴族”や高得点客)をできるだけ稼ぐのが目的です。
もう少し具体的に言うと、勝ち筋はだいたいこの3本に集約されます。

  • 酒場の拡張・改装:設備を強化して収入(お金/ビール)とアクション効率を上げる
  • デッキの改善:常連(弱いカード)を“回して追い出し”、より良い客・スタッフに差し替える
  • 高得点客(特に貴族)を取る:ビールを得点へ変換して最後に伸ばす

つまり「回転を良くして稼ぎ、稼いだリソースを“より良い客”へ投資する」ゲームです。

🧩 ティーフェンタールの酒場はどんなゲーム?

このゲームの気持ちよさは、“酒場ボードがパズルみたいに育つ”ところにあります。

  1. 開店準備(ドロー)
    自分のデッキからカードをめくり、テーブルの席が埋まるまで配置。
    スタッフや設備が出れば、以降の行動がどんどん便利に。
  2. ダイスを振る → コースターで回し取り(ドラフト)
    全員が振った白ダイスを、コースターで受け渡ししながら1個ずつ取っていきます。
    ここが実質的に一番の対人要素で、「相手の欲しい目を抜く」も起きる。
  3. ダイス配置でアクション実行
    取ったダイスを、自分の酒場ボード上のスペースへ置いて実行。
    お金で設備・スタッフ、ビールで客(得点)…と“経営の手触り”が出ます。

ベース箱の時点で複数のモジュールが入っていて、「慣れたら段階的に足す」設計。ここが好評でもあり、同時に“セットアップが増える”不満にも繋がりやすいポイントです。

✅ このゲームが刺さる人、刺さらない人

刺さる人

  • デッキ構築が好きだけど、“盤面育成(設備アップグレード)”も欲しい
  • 直接攻撃より、間接の読み合い(ドラフトの取り合い)が好き
  • “居心地のいいテーマ・アート”で、ほどよく考える中量級が好き(BGGでも「cozy」「theme/artが良い」系が目立つ)
  • まずは軽めで、でも“伸びる余地(モジュール)”があるゲームが欲しい

刺さらない人

  • 運要素が苦手(ダイス+ドローで「何もできないターン」が起きうる、という不満が多い)
  • セットアップが重いのが嫌(モジュール式ゆえ“箱の中が多い”問題)
  • 対人インタラクション強め(殴り合い/妨害)が欲しい
  • 「毎回同じ展開が嫌」「もっとカード効果のバリエが欲しい」タイプ(“variationが少ない”という声もある)

✅ みんなの感想まとめ(BGGの2000件のコメントまとめ)

BGGでは平均評価が7.6で、コメントは大きく「居心地の良い酒場テーマ+拡張性(モジュール)」を褒める派と、「運・煩雑さ(セットアップ含む)が気になる派」に割れます。

📣メガホン表記のルール

  • 📣が多いほど「その意見がよく出てくる」
  • ざっくり目安として 📣1つ=だいたい1割くらいの頻度(※参照したBGG抜粋内での体感)

👍 5大 好評ポイント

✅「テーマとアートが“居心地よくて戻ってきたくなる”」 📣📣📣📣

ティーフェンタールで一番熱量が乗りやすいのがここ。
ゲームとしては“ユーロ寄りの最適化パズル”なのに、テーマと絵が温かくて、遊んでる間ずっと気分がいい

BGGでも「cozy」「theme and art save this one(テーマとアートが手放せない理由)」みたいなニュアンスが出ていて、
純粋なメカニクス以上に“空気”が価値になっているタイプです。

  • 開店してお客が流れ込む感じ
  • 常連が席を埋めて「回転悪い…」ってなる感じ
  • 改装して店が立派になる感じ

このへんが、抽象ゲームじゃ出せない満足感になっていて、「なんかまたやりたい」に直結してます。

✅「ダイスドラフト×配置が“軽快な読み合い+確かな手触り”」 📣📣📣

このゲーム、インタラクションは濃くないんだけど、ダイスドラフトだけで十分“対戦っぽさ”が出るのが強み。

  • 相手の欲しい目が見える
  • 自分も欲しい
  • でも取ると自分の計画もズレる
  • じゃあ“今の最善”を取る

…この“ちょうどいい嫌がらせ(=ヘイトドラフト)”が起きます。

さらに良いのが、ドラフトで取ったダイスが、自分の酒場ボードに置いた瞬間に“仕事”になるところ。
ただの出目ゲームじゃなくて、
「どのスペースを伸ばしてきたか」「どんな客・スタッフを入れてきたか」で、同じ出目でも価値が変わる。
ここが“運だけじゃない”と感じられるポイントになりやすいです。

✅「ボード改装(パズル育成)が気持ちいい:育つほど手番が滑らかに」 📣📣📣

ティーフェンタールの中毒性は、かなりの割合でここ。
設備を裏返したり差し替えたりして、酒場ボードそのものが強くなる

しかも、強化の方向性が単なる“数値アップ”じゃなくて、

  • 置けるダイスが増える
  • もらえるお金/ビールが増える
  • 追加の手段(スタッフ能力など)が増える

みたいに、やれることの幅が広がるタイプの成長です。

結果、序盤は「手が足りない…」なのに、終盤は
「今の一手で、連鎖して全部回る」
という“経営が回り始めた感”が出る。
この伸び方がハマる人にはかなり刺さります。

✅「モジュール式が“入り口が広い&慣れたら伸びる”」 📣📣📣

BGGでも繰り返し出るのが「モジュールの設計が賢い」「段階的に足せるのが良い」という評価。

このゲーム、最初はシンプルに回して、

  • 仕組みが分かったら、選択肢を増やす
  • 慣れたら、もう少し得点ルートを増やす
  • さらに慣れたら、運のケア手段や追加要素を増やす

…という形で、“同じゲームのまま奥行きを足せる”

特に「ファミリー~中量級入り口」枠としては、
“最初から全部盛りで殴ってこない”のが美点として語られやすいです。

5) ✅「2人が気持ちいい:テンポと読み合いが締まる」 📣📣

2人だと、

  • ダイスドラフトの読みが立つ(狙いが見える)
  • 待ち時間が短い
  • 盤面管理が軽い
  • 「相手に取られた」が戦略に直結する

ので、ゲームの良さが一番素直に出ます。

逆に“多人数でワイワイ”というより、
2人で酒場パズルを締めて遊ぶ方向の評価が強くなりやすいゲームです。

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5大 不評ポイント

⚠️「運のストレスが刺さる:ダイス×ドローの“噛み合わなさ”」 📣📣📣📣

不評で一番多いのは、ここです。
ティーフェンタールの運は、単に「出目が悪い」じゃなくて、

  • 必要な目が取れない(ドラフト)
  • 必要な目がそもそも出ない(ロール)
  • そもそも欲しいカードが場に出ない(ドロー)

が重なった時に、「今日は何もできない」感が出るのがしんどいポイント。

しかもプレイ時間が60分級なので、
「運ゲーが許せるのは15分まで」派にとっては、ここが致命傷になりやすいです。

⚠️「セットアップと管理物:軽中量の顔して“箱がうるさい”】【📣📣📣】

要点は「ゲームの重さに対して、準備と片付けの手間が多い」。

  • モジュールが多い
  • パーツが多い
  • 探すのが面倒
  • 収納が面倒

という“箱のストレス”が、不満として出やすい。

面白いのは、モジュールが長所として褒められる一方で、同じ理由で不満も出ること。
「伸びる設計」でもあり「煩雑」でもある。ここは好みで真っ二つに割れます。

⚠️「インタラクションが薄い:実質“ダイスの取り合いだけ”」 📣📣📣

BGGでも「dice draft is literally the only player interaction」系の表現が出ています。

  • 直接攻撃がない
  • 交渉もない
  • 盤面の取り合いも薄め(自分ボード中心)

その結果、体感が「各自の酒場パズル」になりやすい。

これを「平和で良い」「家族で遊びやすい」と評価する人も多いんですが、
対戦ゲームとしての“バチバチ感”を求める層には
「なんで4人でやってるんだっけ?」になりがち。

⚠️「基本だけだと単調・伸びが遅い:序盤が地味」 📣📣

「最初の数ラウンドが盛り上がらない」「エンジンが回るまで時間がかかる」系です。

理由はシンプルで、序盤は

  • 使えるアクションが弱い
  • 収入も少ない
  • 手段が少ない

ので、どうしても“やれることが限定される”。

その後、改装やカードで一気に良くなっていく設計なんだけど、
その“助走”を「期待感」と取れるか、「退屈」と取るかで割れます。


⚠️「デッキ構築が“同じになりがち”:やることが固定化する」 📣📣

このゲームのデッキ構築は、爆発コンボというより

  • 常連を整理して
  • 収入を整えて
  • 得点客(特に貴族)へ寄せる

という“経営改善の一本道”に寄りやすい。

モジュールや拡張でバリエを足しても、
根っこの勝ち筋が似てしまうと「結局いつも同じ」に感じる人が出る。
ここはリプレイ重視の人ほど評価が厳しくなりやすい部分です。

📝 評価

5項目評価

  • テンポ:7/10(同時進行が効く。2〜3人だと特に軽快)
  • 運:6/10(ダイス+ドロー。許容できる人は楽しいが、噛み合わないと辛い)
  • インタラクション:4/10(主にドラフトの取り合い。直接干渉は薄め)
  • 脳みそ負荷:6/10(軽すぎない“手番パズル”。ただし管理物で疲れる人も)
  • リプレイ性:基本7/10 → 慣れると8/10(モジュールで味変できるが、人によっては「結局同じ」に感じる)

ひとこと補足

“酒場を育てる手触り”は唯一無二寄りで、ハマると定期的にやりたくなる
一方で、運ストレスとセットアップ耐性が合うかで評価が決まりやすい

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「どの拡張から買うべき?」の図解

ざっくり優先度(買い方の結論)

結論から言うと、拡張は実質 「Open Doors(Zimmer frei!)」一本がまず候補。
この拡張は、ベースゲームに4つの追加モジュールを足し、ワインセラー/客室などの要素を導入できます。
内容の具体例として、ワインを“ワイルド的に使える”方向で運の緩和に寄せるモジュールも紹介されています。


【スタート】ティーフェンタールが気になる

├─ Q1:まずは基本だけで満足できそう?
│ ├─ YES → 基本箱(モジュールは段階的に足す)
│ └─ NO → Q2へ

└─ Q2:もっと変化・追加要素・味変が欲しい?
├─ YES → Open Doors(追加4モジュール/ワインセラー・客室など)
└─ NO → 基本箱でOK(2〜3人で回すと評価が安定しやすい)

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この記事を書いた人

こんにちは!
“さくぼど”の管理人 タヌまるです。
平日は会社員として働きつつ、週末はボードゲーム三昧。気づけばコレクションは1000個超えてしまいました。

初めての人にもわかりやすく、経験者にも「なるほど」と思ってもらえるようなレビューを心がけています。
ボードゲームの魅力、ぜひ一緒に楽しみましょう!

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